• 導入事例:TextNow

TextNow、LiveRamp と InMobi の導入により、モバイルアプリの広告インベントリの収益性が大幅アップ

iOS で eCPM が 146% 向上 | iOS でフィルレートが 73% 向上

  • 146%

    iOS のネイティブ広告で eCPM が向上

  • 35%

    iOS の バナーで eCPM が向上

  • 73%

    iOS の バナーのフィルレートが向上

課題

プライバシー重視の環境におけるオプトインユーザーの収益性向上

Apple は、2021 年 4 月に正式リリースした iOS 14.5 で、App Tracking Transparency(ATT)というフレームワークを導入しました。ATT では、データを収集・使用する全てのアプリに対してApple のモバイル ID である Identifier for Advertisers(IDFA)を共有する許可をユーザーに求めることが義務付けられています。

広告主にとっては、従来の手法に大きな変更を迫るものでした。広告主は長年にわたり、アプリ内でのオーディエンスのエンゲージメントに関する詳細なデータを利用してきましたが、今後は多くの iOS ユーザーのアドレッサビリティがデバイスレベルで低下することになります。そこで、広告効果の測定が可能でアドレッサビリティが高いメディアへの移行を検討するブランドが多数現れました。

米国最大級の無料電話サービスを提供してきた TextNow(テキストナウ)は、アプリ内広告に関して、持続可能な収益化戦略の導入を決断しました。月間アクティブユーザーが 1000 万人を超える同社にとって、ID プロバイダと連携し、オプトインしたユーザーに対する無料サービスをプライバシー重視の環境で提供し続けられるソリューションの導入は喫緊の課題でした。

Apple による ATT 導入を受けて、TextNow は InMobi および LiveRamp と連携し、オプトイン、ログインしたユーザーがプログラムによって ATS とのトランザクションを行う方法を改善しました。InMobi の UnifID と LiveRamp の ATS の連携からは優れた成果が得られており、今後デバイス ID に依存しなくてもビジネスの成長を続けられると確信しています。ID をめぐる情勢が絶えず変化する状況において LiveRamp、InMobi 両社と協業できるのはありがたいことです。
TextNow 広告収益化・オペレーション部門 ディレクター Evan Thor 氏

ソリューション

LiveRamp とInMobiを活用して、収益性とアドレッサビリティを改善

TextNow は、今後も広告主にオーディエンスへのリーチを提供するために、以前から提携していた InMobi との関係を発展させ、IDFA 後の時代に向けて広告インベントリのグローバルな収益化を推進しました。TextNow は 2021 年に InMobi の UnifID を採用しました。UnifID は、アプリのパブリッシャーや開発者が LiveRamp の認証トラフィックソリューション(ATS)をはじめとする複数の ID ソリューションを迅速に統合して、オプトインユーザーのアドレッサビリティを向上させることができるユニークなソリューションです。

InMobi の UnifID と LiveRamp の ATS の連携を最初に導入したモバイルパブリッシャーの 1 社が TextNow でした。TextNow はこの連携を通じて、認証済みのオーディエンスとマーケターを直接結び付け、人ベースのオーディエンスアクティベーションを可能にしました。広告主は、人ベースの仮名 ID である LiveRamp の RampID を使用して、広告の対象となる消費者の特定、リーチ、エンゲージを、複数のモバイルデバイスやチャネルに対して大規模に展開できます。TextNow は、UnifID と ATS の連携により、人ベースの ID ソリューションと認証(ユーザーログイン)との相乗効果のもとで、オプトインユーザーに対する iOS の広告インベントリのアドレッサビリティと価値を向上させることができました。

TextNow や、InMobi のパートナーであるパブリッシャーにとって、アドレッサビリティはこれまで以上に重要になっています。パブリッシャーが広告インベントリのアドレッサビリティや収益性をプライバシー重視の環境で改善していくうえで、InMobi の UnifID ソリューションや、InMobi と LiveRamp とのパートナーシップはカギになると考えています。このことは、TextNow で UnifID の導入後に収益が拡大したことで実証されています。
InMobi Exchange 事業部門 プロダクトマーケティング&エコシステム ディレクター
Saurav Dutta 氏

成果

モバイルアプリの広告インベントリの eCPM とフィルレートが向上し、収益性が向上

iOS で eCPM が向上

  • 146% 向上(ネイティブ広告)
  • 35% 向上(バナー)

iOS でフィルレートが向上

  • 73% 向上(バナー)

eCPM の 1.5 倍向上が示すように、TextNow は、人ベースの ID を利用して競争力に優れた高水準の料金で広告インベントリを販売できるようになりました。フィルレートの 73% 向上も同様で、TextNow のアドレッサブルなインベントリを積極的に購入しようというマーケターからのニーズが表れています。

このように、デバイスベースの ID に代わるソリューションとして、InMobi と LiveRamp の導入を考えているモバイルアプリ内広告のパブリッシャーにとって、RampID のような人ベースの ID と結び付いた認証は、より大きな価値と効果があることが実証されています。

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