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GoogleがPrivacy SandboxをAndroidに展開:あなたが知っておくべきこと

  • LiveRamp
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2022年2月16日、Googleは、新しい、より多くのプライベートな広告ソリューションの導入を目指すPrivacy Sandboxを、数年をかけてAndroidに拡大するという取り組みを発表しました。具体的には、これらのソリューションは、Android Advertising ID (AAID)を含む、認証されていないクロスアプリケーション識別子を使用せずに、ユーザーデータの第三者との共有を制限するものです。また、フィンガープリントなどの秘密裏にデータ収集の可能性を低減するテクノロジーを模索しています – 予想では、GoogleがAAIDを完全に廃止するかもしれません。

これは、ブランド(広告主/マーケター)やパブリッシャーにとって、何を意味するのでしょうか?

今回の発表は、我々LiveRampが既に取り組んできた「デジタル広告エコシステムの未来は、アドレッサブルと認証である」という事を再認識するもの以外のなにものでもありません。私たちは、この発表によって、当社の戦略や、みなさんに提供する価値に影響があるとは思っていません。それが、ATSを提供し、このような発表が、長期的に私たちの戦略的ポジションを高めると信じる理由です。

LiveRampのAddressability and EcosystemのSVPであるTravis Clingerは次のように述べています。「これまで明らかではなかった場合、それは今日です:消費者とそのプライバシーを最優先に考えた場合、「回避策」などはないのです。」「Googleは、プライバシーと透明性の維持を消費者に改めてはっきりと約束しています。私たちの考えは、エコシステムに対する消費者の信頼の回復に根ざしています。私たちは、過去5年間、パブリッシャーとマーケターが信頼できる消費者関係を通じてデータを結びつけることが出来る新しいエコシステムを構築してきました。この発表により、認証されたファーストパーティーのアイデンティティのエコシステムに、エコシステムを移行する必要性を強く印象付けるものになりました。」

ATSによるパブリッシャーの確認されたパフォーマンス

私たちの最高のアイデンティティに基づいたATSは、世界中のプライバシーの原則と規制の文言および精神に準じるように設計されています。また、パブリッシャーが、ユーザーとの関係を管理できるようにするために、意図的に設計されており、ユーザーに完全なコントロールと透明性を提供しながら、収益化の方法と持続可能な収益源を確保します。

我々のアプローチは、すでにモバイルアプリ内にもATSが導入できることを確認しているため、検証されています。ATSを導入している大手モバイルアプリパブリッシャーは、アプリ内での収益化が大きく向上したことを報告しています。iOSでのeCPMsが146%の増加、AAIDが利用可能なAndroidでもCPMでは25%の増加していること確認されています。簡単に言えば、RampIDは、モバイルアプリパブリッシャーにとってより効果的に機能し、モバイルデバイスIDを利用しないアドレッサビリティの将来の道を開いています。

将来性の設計

ATSは、モバイルアプリパブリッシャー、PCおよびモバイルWebパブリッシャー、そしてCTVパブリッシャーに、優れたコントロール性、柔軟性、パフォーマンスを提供します。ATSにより、パブリッシャーは、自分のIDの使用方法を管理することができ、妥協や制限なしで、需要(デマンド)と需給(サプライ)の両方に非常に大きなスケールを解放します。その結果、パブリッシャーは広告費に対して、大規模なソーシャルプラットフォームとも競い合うことができます。これは、自由で活気のあるオープンインターネットを維持するために必要なことです。

ATSに関してご質問や詳細については、[email protected]までお問い合わせください。