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LiveRamp、Google、そして広告エコシステム。私たちが学んだこと

  • LiveRamp
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数週間前のGoogleの発表は大きな話題となりました。そして今、いくつかの観点から私たちはこの発表と様々な発表と噂との間にある本当の効果を見極め始めました:

 

1. Chromeは、LiveRampのAuthenticated Traffic Solution(ATS)またはパブリッシャーの1stパーティIDをブロックしていません。

これが何を意味するか – Chromeは1stパーティのIDを尊重しています。事実それは発表されたブログの中でも強調されており、YoiuTubeやGoogle検索は収益の大部分を認証(1stパーティのID)に依存していることは明らかです。

 

2. Googleは、1stパーティIDをアドテクパートナーに渡すオプションをパブリッシャーに提供しています。

これが何を意味するか – Google Ad ManagerはパブリッシャーがATSのような方法で有効にした1stパーティIDをExchangeやSSPに渡すことを可能にしています。このことはパブリッシャーが自分たちのIDを所有し、使用するプラットフォームやベンダーを選択する管理機能を持つことができるという、我々がこれまで取り組んできたことを実証しています。ATSはパブリッシャーが自分たちのデータへのアクセスを管理し、プレミアムなインベントリを収益化し、ブランド広告主との直接のつながることができるように、構築されています。

 

3. Google検索やYouTubeは引き続き、Google Customer Matchを提供します。

これが何を意味するか – LiveRampはこれからもマーケターの1stパーティデータをGoogleが所有し、運営するインベントリに接続し、オンボードすることができます。

 

4. DV360が引き続き、プライベートマーケットプレイス(PMP)取引でインベントリを購入することを期待しています。

これが何を意味するか – マーケターはATSを介して1stパーティのCRMオーディエンスとパブリッシャーの1stパーティベースのインベントリを接続し、DV360からDeal IDを使って購入することができます。

 

5.オムニチャネルソリューションの必要性はかつてないほど重要になっています。

マーケターがChromeに関心を持つのは当然のことです。しかし、それはブラウザのひとつにすぎません。1stパーティIDはブラウザではSafari、Firefox、Edge、OSではiOS、Android、さらにアドレッサブルおよびコネクティッドTV、ソーシャルメディアプラットフォームのあらゆる場所で機能します。なのでLiveRampのATSが非常に強力だと言えるのです。ディスプレイやChromeだけではなく、ユーザーが接触をしている全てのタッチポイントに対応しています。

 

マーケターとパブリッシャーとの繋がりを強化する

大きなポイントは、LiveRampプラットフォームは、マーケターとパブリッシャーの 1stパーティデータを安全かつ保護された方法でつなぐことができます。

私たちは3rdパーティCookie、デバイスID、そして将来的にはIPアドレスが使用できなくなる、またそれらが長期的な解決策ではないと考え、何年ものあいだATSに取り組んできました。マーケターとパブリッシャーとのつながりを強化し、両者が強い、直接的なユーザーとの関係を築くことが可能になるように、私たちが取り組んでいることは以下の通りです:

  • グローバルブランドはグローバルなソリューションが必要です – LiveRampは2021年にAPAC、EU、そして南米に12を超える国を追加して新たにサービス提供を開始します。
  • より多くのオムニチャネルなタッチポイント – ATSは既にオムニチャネル化されており、モバイルApp、コネクティッドTV(CTV)で動作し、そしてIoTのような他のインベントリにも対応できます。ATSをCTVやモバイルAppにも拡大し、マーケターがより多くの場所で顧客と接点が持てるようにできるようにしたいと考えています。
  • パブリッシャーとマーケターが自分たちのデータを管理できるようにします。パブリッシャーのIDに自由にアクセスできることを望むDSPもいますが、LiveRampはパブリッシャーが自分たちのIDが使用できる場所を正しく管理するためのコントロールを展開しています。それはパブリッシャーがPMPを有効にしてオープンエクスチェンジを無効にしたり、特定のDSPを有効にするが、他のDSPは無効にするなどといった選択が可能になります。マーケターにとって、DSPを介してオープンエクスチェンジでインベントリーを購入したり、パブリッシャーと直接、または複数のパブリッシャーからPMPを介してインベントリーを購入する選択肢をもつことが可能です。

3rdパーティCookieの終わりのカウントダウンが始まっています。あなたがパブリッシャーであれマーケターであれ、手をこまねいている場合ではありません。今こそ、テストし、計測し、そして学ぶ時なのです。今日できる、信頼できる安全な方法で1stパーティデータを拡大し、将来的に顧客とのより深く意味のある関係を構築できるようにしておきましょう!

Googleの発表に関して、見落としてしまっていたものはありませんか?こちらをご覧下さい。

 

より詳しく知りたい方は、[email protected]までご連絡ください。